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「夜間の熱中症について」

 まだまだ暑い日が続いていますが、水分摂取はしっかりとしていますか?

夏の熱中症の約4割は夜間に発症しています。熱中症の初期症状は、熱中症Ⅰ度の症状にあたる「気分不快」「だるさ」「めまい」「意識消失の立ちくらみ」「筋肉痛」「筋肉のこむら返り」「手足のしびれ」などがあります。特に睡眠中はそれらの症状を自覚できないため、睡眠中の熱中症はいっそう重症化します。

寝ている間の脱水に注意が必要です。

日常生活で1日あたりに失う水分量は、尿で1,500ml、汗で600ml、「見えない汗」といわれる呼吸で300ml。会話が多いと「見えない汗」も多くなります。

睡眠中には冬でも200ml。熱帯夜では500mlほどの汗が知らない間に蒸発しています。

寝る前に水分を摂ると夜間にトイレの回数が増えると思われる方も多いでしょうが、寝る前に水分を摂っておかないと脱水、悪くすれば熱中症になる可能性があるので注意しましょう。

また夜間トイレに行く回数が多い方は睡眠の質が浅い可能性があります。

人間はもともと夜間の脱水を防止するために睡眠中は尿を作らず水分として体内に戻す役割がありますが、加齢や睡眠の浅さが原因で水分に戻らず尿として排泄されるようになります。

睡眠の質を上げるには、身体に適度な疲労を与える運動が効果的です。

日中は暑いので早朝や夕方に散歩などして身体を疲れさせてみてください。

他には、ぬるま湯で長くお風呂に入るのも効果的です。

人は眠る前に手足の体温が下がります。

お風呂で手足を温めた状態で布団に入ることで眠りにつきやすくなりますので、試してみてください。

寝る前も、運動前後、お風呂の後も汗で水分は出ていってしまいますので、毎日1500mlほど意識して水分を摂るようにしてください。

 

健康な方であれば【体重】×【35ml】で目安の水分摂取量が割り出せます。