旬の物を食べよう！ ～夏を乗り切れ！～
古いギリシアのことわざに「トマトが赤くなると医者が青くなる」というものがあります。
トマトの健康効果についての言葉ですが、旬の野菜には旬の健康効果が期待できるという意味も含まれると言います。
野菜は旬の時期に一番栄養価が高く、その時期に必要な栄養素が詰まっています。夏野菜には体にこもった熱を下げてくれる効果があったり、逆に冬野菜には体を温めてくれる効果があるものが多くあります。
そして旬の野菜は大変美味しく、値段もお安い！
これからどんどん美味しくなってくる夏野菜を食べて、夏を乗り切りましょう！
【代表的な夏野菜】
○きゅうり
約95％が水分。ビタミンCやカリウムが多く含まれます。カリウムは体内のナトリウムの排泄を促す働きがあり、尿の排泄と同時に身体の余分な熱を体外へ逃がし、体温を下げる働きもあります。
○トマト
赤い成分リコピンには抗酸化作用があり、シミやそばかすの予防や美肌効果が期待できます。また老化や生活習慣病の原因となる活性酸素の働きを押さえる効果もあります。
○ゴーヤ
ゴーヤのビタミンＣは加熱しても壊れにくいです。そのため、炒め物や揚げ物にもおすすめです。ビタミンＣは、夏の紫外線からお肌を守り、シミのもとになるメラニンの生成を抑える働きがあります。また、風邪などの感染症の予防も期待できます。
○ナス
皮に含まれるポリフェノール成分の「ナスニン｣は、活性酸素の働きを抑え、がんや老化を防ぐ効果があります。また、眼精疲労の回復にも役立ちます。ナスニンは皮に多く含まれているため、皮ごと摂取することがおすすめです。
○ピーマン
美肌効果や抗酸化作用のあるビタミンＣやカロテンが豊富です。また、ビタミンＣの吸収を促すビタミンＰも含んでいます。